上履きのラインの色が 赤だったから タメなのはすぐわかった。 「ごめんね」 でも見た目が1年に 見えなかった。 「あ…俺こそ…」 長い髪は… 茶髪に赤みがかかっていて、 ピアス、ネックレス… 「あたし急いでるから行くね!」 顔が見えたのは一瞬だった。 一生忘れないだろう くらいのきれいな顔だった。 そして…… 俺はヒトメボレをした。