「わぁー!!夕日きれー!!」




「ホントだー!」





私は友達の由利とブランコをこぎながら歓声をあげた。





「あっ、カラスだ!!」





由利はそう言って、『カラスが鳴いたら帰ろぉ!』と言いながら、ブランコから飛び降りた。





さすが、運動神経だけは自信ある人は違うなぁ……





「もう帰っちゃうの?」





まだ遊びたかったのに……




「うちのお母さん、厳しいから」





た、確かに……(・・;)
由利のお母さんは由利以外の子達にも怒るからな……



そんなことを考えながら私達は手を振りあった。





「私も帰ろうかなぁ…」





1人で遊ぶのはつまらないし……





『ワンワンッ!!』