「このままじゃ話が終わらないので先に進みますからね。拗ねるのでしたら勝手に拗ねていてくださいね」
爽やかな微笑みできつい事を言い切ると私に対して「すみません。脱線してしまいました」とすまなそうに言うと話を続けた。
「以前はこの国の王様によって統治されたとても平和な世界だったのですが……12年前にブラッティー=コールドと名乗る女性が現われました」
真剣な表情でビルさんが説明をはじめる。途中その女性の名前を口にするのも嫌だったのか一瞬だけ顔をしかめた。
「彼女が女王です」
拗ねていたはずのティックが口にするのも嫌そうな表情で補足した。
それ程嫌いということなのだろう?
「彼女が王様を人形にしたのです。そこからこの国は狂いました」
ビルさんが続きを話すがありえない話すぎて理解しがたい。
「人形?」
頭の中に人型のぬいぐるみが浮かぶ。
王様の……人形?
意味がよくわからない。
爽やかな微笑みできつい事を言い切ると私に対して「すみません。脱線してしまいました」とすまなそうに言うと話を続けた。
「以前はこの国の王様によって統治されたとても平和な世界だったのですが……12年前にブラッティー=コールドと名乗る女性が現われました」
真剣な表情でビルさんが説明をはじめる。途中その女性の名前を口にするのも嫌だったのか一瞬だけ顔をしかめた。
「彼女が女王です」
拗ねていたはずのティックが口にするのも嫌そうな表情で補足した。
それ程嫌いということなのだろう?
「彼女が王様を人形にしたのです。そこからこの国は狂いました」
ビルさんが続きを話すがありえない話すぎて理解しがたい。
「人形?」
頭の中に人型のぬいぐるみが浮かぶ。
王様の……人形?
意味がよくわからない。


