もしかして……私はあちら側に呼ばれるべきだったのではないだろうか。 だがどこかで手違い……というよりティックが彼らより先を越して私を迎えに来たため、私はティックとともにいる……。 けれどもしそうだったら、なぜスペードさんはあんな殺気を私に飛ばしてきた? 考えれば考えるほどわからなくなる。 「この国は女王による独占政治により崩壊を始めています」 さっきの一言に対し補足をするようにビルさんが話した。 だからと言って私の疑問が解決することは無かったが……。