しょうがない……これだけは使いたくなかったけど。 「これは私から……アリスからの命令です」 自分でも無謀だということはわかっている。 けれど自分で少しは動きたい。 「わかりました」 やはり“アリス”という一言はきくのだろうか。 顔にはまだ不安そうな顔が広がっているがそう一言言うと、あきらめたように先に行ってくれた。 そんなティックの後姿を見てから私はすぐさま二人のところへ向かった。