ポップコーンが弾けるような不思議な感覚とでも言えばいいのだろうか……自分の体験したことも無い、言い表すには難しいそんな感覚とともに私の目線が段々低くなった。


きっとさっき見ていたティックの様に私も小さくなっているのだろう。
私の体が落ち着く頃にはやはりさっき小さくなったティックが私と同じ大きさで私を見ていた。


それに先ほどまでは私の背より小さかったテーブルも大きすぎて足しか見えない。
その光景をまじまじと見る。
理解しているのに……まだ頭の中が整理ついてないせいかまだよく理解できていない。



｢あぶないっ!!｣


そんな中急に聞こえたティックの叫び声。
何が起こったかわからずその声の主を見ることしか出来なかった。
すると急にティックが未だに唖然としている私の腕をひっぱり部屋のすみへと向かった。

〝カシャン〟


一瞬の出来事だった。