小一時間たっても相変わらずの景色は続いている。

まるでこの世界は森しかないのだと思ってしまうほど。



けれどそれは急に訪れた……



似たような景色に飽きて早く到着しないかと思っていたら、急に私の目の前が暗くなったのだ。

一瞬の出来事に奇妙を感じ隣のティックを見ると。




さっきまで私の横にいたティックがいなくなっていた。




「……」




背筋がヒヤッとした。