クリ-ミ-ココア

「青田比奈ちゃん!」



この声は…


教室向かってる途中名前を呼ばれ足が止まる。



やっぱり。


イズミ君って人だ。



「おはようございます…てか何で1年の教室にいるんですか?」



イズミ君が来た方向は


明らか2年生が通る場所ではない。


この先は1年の教室しかないし。



「おはよ!俺いつも色んな階ウロウロしてるんだよねーさっきは3年の教室いたし」



イズミ君の笑顔を見てやっぱり嫌いじゃないって思ってしまった。



「なんかいい匂いするね」


顔を少し近づけて来たイズミ君は鼻をクンクンさせる。



「飴舐めてるからだと思いますよ?」



「飴の匂いか〜好きなの?」



朝から元気だなこの人。