クリ-ミ-ココア

「今日は帰り遅かったじゃない」



家に帰るとお父さんとお母さんが先に帰って来ていた。



「ただいま。セリと崇と遊んでた」



鞄をソファーに置きキッチンに向かって冷蔵庫から烏龍茶を取り出す。



「私達、比奈が昨日作ってくれたカレーでゴハン食べちゃったけど」



「私も食べて来たから平気」


烏龍茶を飲んだコップを軽く洗って2階に上がる。



部屋に入って着替えた瞬間疲れと眠気が急にやってきた。



けどあいつがいなかったおかげで遊べたしアイスは美味しかったし


隣の家に住む悪魔がいないとこんなにも楽だなんて…


早く解放されたい。


私は改めてその想いが強くなる。