「イズミ君?」



「イズミ君はイズミ君だよ!2年のイズミ君!」



だからダレ??


どこのイズミ君?



知らないのー!?と興奮気味にイズミイズミ連呼するセリ。



「まあまあ…比奈は2、3年が嫌いだから知らないのは当たり前かもな」



セリを宥めながら崇が話し出した。



「イズミ君は俺らの中学の先輩。高校も一緒なんだけどアイス屋で働いてんだよねー」



「アイス!!?」



私はイズミ君の説明よりアイスに反応。



「予想通りの反応ありがと。多分比奈とは気が合うよ」



崇の言葉も耳に入らないほど私の頭の中は何を食べようかアイス一色になる。



「じゃあ早く行こ!あそこ混むから席なくなっちゃう」


「うん!!」


セリの言葉に大きく返事をした。