クリ-ミ-ココア

「おーい!行くぞ」



その声と同時に皆が動き始めた。



私達も皆の所に行く。



コンビニの店員さんも一安心だろうな。



「ひよこどーすんの?」



どーするって?



「誰のに乗る?」



誰の…………


あーーー!!!


移動手段忘れてた!!



「まさか…これ?」



ゆっくりとバイクを指差す私。



「何だと思ったんだよ。まさかお得意の自転車とか言わねーだろーな」



はあ…とため息を付く。



「恋也さん俺の乗っていって下さい」



すると頭をペコッと下げ男の子がやって来た。



「さんきゅ」



スタスタと歩くあいつの後ろを私も付いていく。