「ね!ね!比奈ちゃん」



突然目の前に現れたオバサンの顔に驚いた。



「びっくりした…なに?」


しゃがんで私の目線と同じになるオバサンに少したじろぐ。



「比奈ちゃんもやってみない?お小遣稼ぎだと思ってさ!」



やる??


なにを?



「やめなってー。今の比奈には恋也君が可哀相よ!」


「それは言い過ぎだろ〜」


お母さんとオジサンが話してるのを眉間にシワを寄せ聞き流す。



そんな私に、オバサンは瞳をキラキラさせてパソコンを開いて見せた。



「今回はモデルさん使ったんだけど、私はあなた達のツーショットがみたいわ」



オバサンの言葉を聞き終えると、見せられた画面に思わず目を向ける。




「…な…に……これ」



体に鳥肌が走った。


目を見開いてオバサンを見つめる。