クリ-ミ-ココア

「比奈可愛いー!」


校内から外に出て来たカナちゃん。



「カナちゃん…」



涙目な私は顔を向けると、カナちゃんは昨日私が着ていたメイド服の格好だった。



カナちゃんは可愛いらしい服がよく似合う。



「私もビラ配り手伝いに来たよ〜」



私から半分ビラを取ると少し離れた場所で一般客に渡し始める。




「これはウチのクラスも負けてられないね〜」



ソウタ君が感心したように呟いた。



「ソウタ君は…ココで何してるの?」



正門前には私とカナちゃん以外にも勧誘する生徒で溢れている。


けどあいつとソウタ君は違うみたいだし。


あいつに限っては怠そうに地べたに座っちゃってるよ。



「俺らはアキラさん来るの待ってるんだ。」



アキラさん……。


忘れてた。


アキラさんの存在を。