「比奈!!あんたはもー!」



校門が見えてくると外でセリとソウタ君の姿が見えた。



ひぃぃいい!!


ほら怒ってるよぉ。




「おはよ。比奈ちゃん恋也」



「お…おは…おはよ…」



息切れしながら自転車を2人の前に止める。



「恋也先輩昨日はどーも」



ニコッと笑ったセリはあいつに挨拶するとキッ!と私を見た。



「早く行くよ!!支度するんだから!」


「えー……またメイド…」

「今日は違う服を用意してるの。ふふふっ…」




………すみません。


このままUターンして帰ってもいいですか?


私の思いは虚しく


引きずられるようにしてセリに連れていかれた。



途中あいつが「首元、気をつけろよ」そう言ったが私の耳には聞こえず



悪夢の文化祭2日目開始のゴングがなった。