「お前の写真買った奴等見付けたら…奪い返す。」



そう言って私の顔横に落ちてる写真を一枚拾った。



写真を見ているあいつの髪に手を延ばして触れると



「やっぱり…その色似合うね。」



前に染めた髪の色。


この色が1番似合うよ。



写真なんかもうどーでもい。


それでイライラしてるなら


写真にもうこだわらないから……


昔のように優しく笑って?


私の大好きな恋也に戻って?



「…誘ってんの?」


「…え?」



瞳を閉じ昔の思い出に浸っていると、上から声が聞こえ目をゆっくり開けた。



そこには……頭の中に今でも思い出される優しい顔。


あれ??


夢かな?


私の想いが通じたの?