クリ-ミ-ココア

「……ねぇ。なんか焦げ臭い?」




「あっ!!!」



ボソッとあいつがばかひよと呟くのにも気付かず



ソウタ君の声に私はダッシュでキッチンに向かった。


な………なんて事を……



鍋の中を見つめながらまた唇を噛み締めた。




やばい…泣きそう。



焦がしちゃった人参やら玉ねぎを見つめる。



というか放心状態。


カレーなら失敗率低めだったのに……


ダメだな私ってば。




何やってもダメ…