「ふふふふふ…」



なになに???


ついに壊れちゃった?



セリの不気味な笑い声に


皆が声をひそめた。



「私には対策があるんだから!」



「た…対策?」


ゴクリと生唾を飲み込む。


セリのあの笑った顔…


嫌な予感。


聞きたくないような…


聞かなきゃいけないような…



「名付けて!!」



ゴクリ………



クラスの皆がセリの次の言葉を待つ。



「比奈を看板娘にお客さん呼んじゃおー作戦!」



シ――――ン



「…ちょっと!なんなのさ!」



反応が薄い私達にセリは腰に手を当てて仁王立ちになる。



「看板娘って…」



また変なネーミング付けちゃって…。



「私、嫌だよ。そんなのムリムリ」



もういい加減目立ちたくない。



明日こそ控え目な服を着て、地味に働くんだから。