クリ-ミ-ココア

「着替え終わったか?」



あっ!


立ち止まったままだった!!



「い…今、着替えてる!」


慌てて床に落ちてるトレーナーを掴んだ。



見た目は怖いけど


私に害は加えないし…


いい人達なんだろうけどさ…


やっぱり私とは違う部類なんだよね…


これから先も深入りはしたくないよ。



扉を開けるとあいつは壁から背中を離し睨み付ける。



「おせーのろま。」


「…すみません。」


言葉遣いが悪くなったのもアキラさん達の影響かな?


やっぱりアキラさん嫌いだ私。



「俺の近くにいろ。」


階段を下りながらあいつは言った。



「え?」



あいつの背中を見ながら聞き返す。



「ひよこのこと妹みたいに気にってんだよ。お前にしたら迷惑な話だけどな」



口元を少しあげて笑うあいつ。


うん。迷惑です。


とぉーーーっても。