クリ-ミ-ココア

「比奈送ってくよ〜」



セリと崇、そして数人の生徒はまだ作業があるからと残るみたいだけど


何時に帰れるかわからないからって私は帰らされる事になった。



「1人で帰れるよー」


「だめ!何があるか分からないからね」



私の言葉にセリが一喝する。



「なんならバイト終わりのイズミ君に来てもらえば?」



隣にいた崇が携帯で時計を見ながら口を開いた。



「今日は…バイト長引くって言ってたよ?」



私の言葉を聞いて意味深に崇は「ふぅ〜ん」と頷く。



「まるで彼氏彼女だな!」


ケラケラ笑いながら答えた。



「違うもん!」



ムキになって答えてもハイハイとあしらわれてしまう。