クリ-ミ-ココア

それは前、染める前に一緒に買いに行った時の事で。



明るい色を選んだあいつに、私はこっちのが似合うと言った。



けど「うるせー」何て言いながら


それが今度は手元にある。



あんだけ私に文句いいながらこの色にするんじゃん…。


なんか怒られ損な気分。




少し不満を持ちながらもあいつの髪を触る。



私があいつの髪を染める時はとても真剣だ。



失敗したらただじゃ済まない。



命懸けの作業なのだ。



前、染めにムラが出来た時は睨みも半端なくとても怖かった。