クリ-ミ-ココア

「これ…って…」



よく見えなかったし。



庭に立ち尽くす私にあいつの家の2Fから明かりが付く。



取りあえず自分の家に入って着替えてからすぐあいつの家に向かった。




「ねぇー………うわっ!」


部屋を開けた瞬間、上半身裸のあいつと鉢合わせ。



「相変わらず変な声出すなよ…」



ため息混じりにそう呟くあいつは床に座ってあぐらをかいた。



「うっ…ごめん。」



そう言われても慣れないよ…



私の気持ちなんかよそに、あいつはさっき見せた袋から中身を取り出し私に投げて渡す。