クリ-ミ-ココア

「チーズケーキとコレ!後、アイスコーヒー。比奈は、何にする?」



気付いたら順番が回ってイズミ君が店員さんと話している。



「あー…え〜と…」



思考回路が昨日に戻っていた私は、慌ててケーキを決めて注文した。



「私も払いますよ…」


「俺が誘ったんだし。いーの!」



会計が終わってトレーを持つと席に座った。



「いっだきまーす」



嬉しそうに2種類頼んだケーキを頬張るイズミ君。


可愛い……女の子みたい。


あいつは絶対こんな甘々な場所には行かないよね…



「まあ…俺としてはあまり男ウケされる服は着てほしくないんだけどねー。」



ん………?


文化祭の話しに戻った?



「あの〜なんでその事を?」


「聞いてないの?まずかったかな…?」


キョトンとしたイズミ君は私から目を反らし頭をポリポリ掻いた。



いや、ここまで話したんだから知りたいよ…