クリ-ミ-ココア

「じゃあ行こっか!」



そう言われて歩き出すイズミ君の後を着いていく私。



「あの…これからどこに?」


「んとね。駅前のショッピングモール内に美味しいケーキ屋があるんだって!ケーキ好き?」


横に並んだ私にイズミ君はこっちを見て聞いてくる。


「ケーキ大好きです!」


「だと思った!男じゃ流石に入りにくくて…」



苦笑いしながら答えるイズミ君に


私もつられて笑う。



目的の場所まで付く間、ケーキは何が好きかイズミ君がどれだけ甘い物好きか聞いたり



気付いたらケーキ屋さんまで目の先だった。