クリ-ミ-ココア

次の日、私は支度をするため2Fと洗面所で行ったり来たりしていた。



「比奈ー!さっきからバタバタ騒がしいわよ?」



2Fの掃除をしていたお母さんは私の部屋を開け注意しに来る。



「ねーコレ変じゃない?」

「お洒落しちゃって…わかった!恋也君とデート?」


嬉しそうに笑いながら私を見るお母さんに


「なんであいつが出て来るのよ!」



思わずムキになって叫んだ。



「あいつだなんて…言葉遣い悪いんだから。恋也君って言いなさい?」


「あいつはあいつでいーの!」



カバンに物を詰めながら話し時計を見る。



「やばっ!!行かなきゃ!」



慌ただしく家を後にした。