クリ-ミ-ココア

煙を吐き出すと乱暴にタバコを灰皿に押し付けた。


その衝撃でタバコから火花が舞う。



「報告って…?なに?」


「しらねーよ。あいつが勝手にベラベラ話すだけだ」



またグビグビっとビールを一気飲みする姿を私は眺め目が合いそうになると目線を下に移した。




時計の秒針の音しか聞こえないこの空気に堪えられなくなり唇を噛み締める。


今回は無意識じゃない。


また泣きそう……


なんでこいつが苛々してるのかもわからず


おばさん…やっぱりこいつは悩んでるんじゃなく


機嫌が悪いようです。


そう言いたくなった。