クリ-ミ-ココア

両親’Sの仕事が忙しくなると帰りが遅くなるので、会社近くにアパートを借りて寝泊まりしている。


今もきっと忙しい時期なんだろうな。


慣れっこな私達はこんな生活が当たり前なのだ。





遅れてあいつの部屋に入ると着替えの真っ最中で


上半身裸にズボンのベルトに手をかけていた。



「ぬおゎ!!!」



驚いた私は持っていた袋を手放す。



「いったーー!」



袋は私の右小指に見事に命中!



思わず悶絶してしまった。


だって中身はペットボトルやら氷やら重いものばかりなんだもん。



「うるせーよ…」



呆れながら呟くあいつは近づいて落とした袋を拾った。



「うぎゃ!!」



しゃがんでいた私は顔を上げると、チャックが半分まで下がったズボンが目の前にあってまた驚く。