クリ-ミ-ココア

「比奈ちゃんおかえり」



家に入るとこれから出掛ける所なのかあいつのおばさんと玄関で会った。



「こんばんわー」



ここが我が家みたいな迎えよう。


生まれた時から知ってるんだから家族も同然だよね。


なんたって両親’Sが家を空ける事が多いから


いざって時の為にお互いの家の合い鍵を私とあいつは持っている。



そんな事こいつのファンが知ったら睨み殺しの刑だよね…


お〜怖い怖い。



「恋也!こんな荷物持たせて!あんたも手伝いなさい」



私の両手を見ておばさんは一喝する。


階段を上っていたあいつは無言で下りると私から1つ袋を取った。



うん…………


ありがとう。


重い方を残してくれて。