クリ-ミ-ココア

「俺、待つの嫌いなんですけど」


「ごめんなさい…」



靴を履き外に出るとあいつは座って待っていた。



何故か咄嗟に謝る私。



「待ってて…」



私は小走りで自転車を取りに行く。


体育の時間にも走り回ったから両足がすぐに痛くなる。


心臓もバクバク。



この動悸が早いのは走ってるせいか。



それとも―――――



今、目の前で



あいつとイズミ君がツーショットでいるせいか…