「下山くんが目立ちたいみたいだから、このテーブルの人たちに見本としてテーブルマナーをやってもらうとしますか。」 そう言って先生はにやっと笑った。 「先生、何故僕たちまで?」 連帯責任が気に食わないのか岩瀬が口をだした。 「なんでって君たちがたまたま下山と同じテーブルだからだよ。彼が先にやって正解した場合、君たちが有利になってしまうからね。」 先生の言葉に言い返せないのか岩瀬は黙り込んだ。