「ま・さ・る。」



それだけ言って部屋を出ていった。



それに2・3秒俺は固まってしまって。



慌てて敦を追い掛けた。



「ちょっと、敦。」



廊下を優雅に歩いている敦の腕を引っ張る。



「何するつもり?」



意味が全くわからない俺にただ、



「付いてくればわかるから。」



とまた歩き出した。



俺はしょうがなくおとなしく敦の言うとおり横を付いて歩いた。



相変わらず全く読めない奴だ敦は…。