執事の名のもとに







これで一安心…。



そう、思ったのもつかの間海琉が役の途中に身体がよろけた。



「ぁっ…」



つい身体が出そうになるのを止めた。



それを知ってか敦はこっちをちらっと見てから、台本にはないセリフを話しだした。



それに皆も同じように合わせだした。



きっと海琉が具合が悪いことに皆気付いたんだと思う。



そんな皆を見て心がほっとした。



そして、無事に劇は終わった。