執事の名のもとに

手を払われたのがショックだったのか勝はしゅんとして戻ってきた。　



えっと、あとの残りはっと…。　



周りを見渡すと海琉がまだひとりだった。　



「海琉！！俺等とやろうぜ。」



俺が呼ぶと海琉はこっちに歩いてきた。　



「お前、なんでグループに入ろうとしないんだ？」



敦の質問に海琉は顔色かえずに答えた。　



「別に、ひとりで出来るんで。」



そう答えた海琉からは何も読み取ることができない。