「ほい、できた!」 お兄ちゃんは椅子から降りてあたしのベッドに座った。 「あ、そうだ。今日さ、ゆきサンとはる外食だってさ。」 お兄ちゃんはあたしの大好きな ロバのぬいぐるみのほっぺを ぷにぷにしながら言った。 「え?初日から?」 あたしは、昨日買った 大好きなクッキーとさっき入れた紅茶を お兄ちゃんの前にあるテーブルに二つづつ並べた。 紅茶を入れたマグは クッキーと一緒に買った2つセットのもので、 お兄ちゃんと一緒に飲めるかな? なんて思いながら買ったモノだった。