「ミク!」

「沙羅!
晃は?!」

「・・あのホテルに
知らない女の人と
腕を組んで入っていったの・・」

沙羅が指差したのは
水城財閥が経営する
高級ホテルだった・・


晃・・
うそだよね?

「ねえミク・・
今晃に電話してみたら?」

「・・うん、
そうだね」

私は晃に
電話を掛けた・・

プルルッ

お願い!
晃電話に出て!!

〈はい?〉

出た!

「あ、晃?私、ミク
だけど・・」

〈うん、それで
何のよう?〉

「あのさ
今なにしてる?」

〈今?家で勉強してるけど〉

・・うそ・・