この想いを君に…4

「時間?」

あたしが首を傾げると拓海くんはその真っすぐな瞳を向ける。

「うん、そろそろ帰らないと…」

急に何とも言えない寂寥感があたしを襲う。

「拓海くん!!」

あたしは拓海くんの腕をしっかりと掴んだ。

「また会えるよね?」

きっと泣きそうな顔をしてるんだろうな、あたし。

拓海くんも寂しそうな表情をしていた。



そして突然。

あたしを抱きしめて

「いつも睦海の傍にいるから…」

力強く抱きしめられたかと思うと急に体に重力を感じた。



「拓海くん!!」



そう叫んだ瞬間、全身に痛みが走った。