「お前だってスコットランドが産んだ神の子だ」

「馬鹿を言うな
エドワード1世から見たら、俺は悪の子だろうよ
何か、動きがあったら教えてくれ
今、ベイリャルを失うわけにはいかない
俺も手を貸す」

「そう言ってもらえると嬉しいよ」

俺とアンドリューは、微笑みあった

互いの拳をぶつけ合うと、アンドリューが廊下を歩き始めた

問題はベイリャルの甥っ子 ジョン・カミンだな

あいつも面倒な男だったか…

視野の狭い男だったとは、残念だ

俺と同年代だから、良きライバルであり仲間になると…思ったが

ただの敵だな

視野の狭い馬鹿だ

先を見越せない欲望に駆られた男

そんな男に俺は用はない