「で?どの教科からすんの?」
「えーっ、早速?」
「俺、勉強教えに来たんだけど。」
そうだよね!
「一番やばい数学から…」
あたし、相当おかしいこと言ってるよね…。
「お願いします。」
「数学?…俺もわかんないかも。」
「え!?」
「あ、テスト範囲見せて?」
雄哉くんに、範囲の書かれてあるプリントを手渡す。
意外と、結構真剣に教えてくれるのかも。
あたしは机の前に座って、ノートやら教科書やらを取り出した。
あぁ…
なんか緊張してきた……
そのままパラパラと教科書を捲り、テスト範囲のページを開く。
「ここ?」
突然、真横で声がした。
見ると、雄哉くんが教科書を指さしている。
「あっうん。それ。そこ。」
ちっ…ちか、近いっ。顔が近いくないですか?
軽くパニックを起こして、日本語がおかしくなる。
「ん~…じゃぁとりあえずこの問題、解いてみて。」

