「高瀬くん、年上なんでしょ? 勉強教えてもらえば?」 「勉強!?」 放課後。 帰り道に、美奈ちゃんが言った。 「中間テストも近いし、高瀬くんとも近づけるし、一石二鳥ってこういう時に使うんだね!」 勝手に、一人で盛り上がる美奈ちゃん。 「ちょっと待って!?勉強って…その、どこでするわけ?」 「笑佳の部屋に決まってんじゃん。」 「それ、まじで言ってんの?」 「まじで言ってんの。」 「やっ、だって――」 「頑張れっ」 えーっ!! 絶対、無理!