My Prince ～運命の出逢いは、アイドルと…～

「でも、あたし…雄哉くんと仲良くなっちゃってもいいのかな…」


「なんで？」


「あたし、一般人だし…一緒にいても迷惑だと思うし…」


思ったことを正直に口に出す。


すると、雄哉くんはフッと笑った。



「何言ってんの。関係ないよ。それに……」


雄哉くんが、あたしの顔を覗きこむようにして見た。



「迷惑とか、思うわけねぇじゃん。」




一瞬、涙腺が刺激されて、それでも涙は呑み込んだ。


あれ…なんで泣きそうになってるんだろ……



雄哉くんは、あたしの目を見て微笑んだ。