「笑佳、顔赤いよ?」 「だ、だってー……」 若干どもってしまったあたし。 そんなあたしに、雄哉くんが今度は唇にそっとキスした。 時間が止まったように 長く。 「さ、ご飯食べよっ。お腹空いちゃった」 「うんっ」 雄哉くんの言葉によって、2人でリビングへ向かう。 「今日の夜ご飯は、何ー?」 「今日は肉じゃがだよ」 こうやって会話して、 お仕事が終わったとき 家に帰ってきたとき 雄哉くんは、 大切な 大好きな あたしだけの王子なんだ。 end.