「――だから」 「あの、先生っ!」 「何ですか?話の途中に。」 「ルールは大事だと思います。 だけど、それよりも大切なことがあると思うんです!」 先生が目を真ん丸くする。 「先生は、わかってくれますよね? 何よりも大事なことって。」 すると、伏し目がちにあたしの手を、 あたしの左手あたりをちらりと見た。 その視線の先に何があるのか、確認しなくてもわかる。 「それは………」 あ… 校則違反だから、やっぱ注意されたりしちゃうのかな……