「で、今日はどしたの?」
里菜さんが、雄哉くんを見た。
「言ったじゃん、昨日」
「…その子?」
ん、なに?
「俺の彼女。」
言いながら、雄哉くんはあたしの身体を抱き寄せた。
え!?なんで、そうなってんの!?
「だから、会うのはこれで終わり」
沈黙が流れる。
「お待たせしました。ストロベリーパフェになります。」
タイミング悪く、店員さんがパフェを運んできた。
「そっか…ほんとに彼女いたんだ?嘘ついてたのかと思った。」
「まじだよ?今までとは違って、笑佳に対しての気持ちも真剣だから。」
あたしは何も言えず、ただ黙ったまま。

