My Prince ~運命の出逢いは、アイドルと…~

「ほんとはこういうつもりじゃなかったんだけど、笑佳が誘ってくるから」

「さ、誘ってないよっ」


「でも、一緒に寝るって言ったとき、すげぇ動揺してたし。」


「してないもんっ」

「そっか。じゃぁ寝よっか」


「えっ?」



雄哉くんが、あたしの隣で目を閉じようとした。


「ち、ちょっと待って。」


そう言ったあたしに、瞼を開けた雄哉くん。


その小悪魔な表情。





完全に、雄哉くんの思いどおりになってる気がする…。





「なに?」


「や、なにって……」



ほんとはわかってるくせにー!




あたしが何も言えずにいると、雄哉くんはあたしの額に優しくキスした。


突然で、ぎゅっと目を瞑るあたし。



「笑佳」


「ん…」



「少しでも嫌なら言って。無理にしないから」



目を開けると、雄哉くんがあたしを見つめる。



あたしは、小さく首を横に振った。






「大丈夫だよ…?」