「誰から?」


なかなか手を動かさないあたしに、美奈ちゃんが口を開く。



「……雄哉くん。」



そう答えてから、親指を動かし始めるあたし。


『大丈夫だよ。また今度ね☆』



文章とは裏腹に、自然と気分が下がっていく。



だけど、しょうがないことだから。



お仕事だもんね………。








そしてさらに、あたし達には、急な展開が待ち構えていた――。