――「できたよーっ」


「うわ、やばっ！超美味そう！」



部屋中に、ハンバーグのいい匂いが広がる。




「どうぞ。」


「いただきます」



雄哉くんが湯気の立つハンバーグを一口、ぱくっと食べた。




その様子をじっと見つめる。



「……美味い！」



雄哉くんの笑顔に、ほっと胸を撫で下ろした。



正直、まだちょっと不安だったし…。




だけど、どんどんお箸を勧める雄哉くんを見て、あたしも一緒に食べ始めた。