しゃがんでたわたしは、 顔を上にあげた。 見ると、可愛い顔の男の子がいた。 『…そうだけど、あんたもクラス表見るの忘れたの?それとも遅刻?』 ただ普通に聞いたつもりだった。 『ちげ―よ!俺は2年の山川夾だ!先輩には敬語だろ?』 え…! 『先輩だったんですか!?背が低かったから 新入生だと思った!!』 『背はもうすぐ伸びるから良いんだよ!ほっとけ!…んで?クラス表見てねぇの?』 『…はい。』 『ふ―ん。…ま、着いて来て。』 わたしは おとなしく、山川先輩に着いて行く事にした。