-みかんサイド-




『…ごめんね。北野さん、松本君』



わたしは広報部の部室を出た。



『…青山。あいつらに悪いと思ってるのか?』


わたしは声のする方に振り向いた。



『ぶ…ぶちょう!』



『ったく…時間かけすぎだ!俺が出たら すぐに着いて来い。心配するだろ?』


『はいっ!!わたくし、青山みかん!!一生ぶちょ~に着いて行きます!!!笑』


『一生は困る!笑』

ぶちょ~は 笑いながら
そう言った。



『ちぇっ。あ!わたしの任務は完了しましたので、そろそろ帰りま~す!』


『あ!待て!危ないから送る。』



『大丈~夫ですよ~!じゃっ、さよなら~♪』


わたしは 寄り道しないで、まっすぐ家に帰った。