「どこに行ったの…中原。」 私の問いかけに答えなんてあるはずもなくて。 出発の時間へと刻一刻と迫っていった。 「行かなきゃ…。」 カバンを手にして立ち上がる。 トントン 「中原?」 そう思って振り返ると運転手の後藤さんがいた。 「中原さんでなく申し訳ありません。」 「ごめんなさい、私ったら…。今日はどうして?」