堂々美女と下僕男子?

「ねえ、家の中でも腕時計外さないの?」

「ええ、まあ」

まずいところに気づかれてしまった。

腕時計を外せばリスカの痕が見えてしまう。

「そのリストバンドもお気に入り?」

「そうです」

両手首に残る傷痕。

それを見られるわけにはいかない。

「ふうん」

佳恋さんはそれほど関心がないようで、

俺は一息ついた。