空色のアリス




「は、白兎くん!?///」


「こうしないと、アリスが
迷子になっちゃうかも
しれないでしょ?」


「で、でも…!!//」


「ん?アリス、顔が真っ赤だよ?
もしかして男の人と手を繋ぐの
…初めて?」


初めても何も
男の人とこんなに
話すのも初めてだよ…!!


「あの…は、はい//」


「…アリス、可愛い//
じゃぁ、僕がアリスの
"初めて"なんだね!」


白兎くんは
繋いでいた手に指を絡ませ
深く握ると、私の手の甲に
ゆっくりと口づけた。


「僕がアリスの"初めて"に
なれて嬉しいよ!」


そう言って
綺麗な顔でにっこり笑った。



私は、というと…
指を絡ませたところから
自分の許容範囲は
軽々と飛び越えられ
言葉も発せないまま

ただ、顔を真っ赤にして
うつ向くことしか出来なかった



なにこれ?
何コレ!?

これがココの普通なの?
確かにみんな日本語で
話してるけど
文化はやっぱり全然違う…

私、これから
やっていけるのかなぁ?


少し不安になってきました。